秋川牧園の想い|秋川牧園リクルートサイト
Philosophy

秋川牧園の想い

秋川牧園の商品にはすべて、
私たちの強い想いが込められています。
この想いがあるからこそ、
さまざまな食の課題に取り組み、
乗り越えてくることができました。

歩み

口に入るものは
間違ってはいけない。

昭和初期、秋川牧園の初代・秋川房太郎は「食をつくる農業者は、人の命を担う責任があるのだから、間違ったものをつくるようなことがあってはいけない。」という考えのもと、中国で農園をはじめました。りんごをメインに、鶏、豚、牛、野菜、チーズ、ワインなどさまざまな食をつくっていたその農園は、遊びに来た子どもたちの声がこだまする幸福感に溢れた場所でした。自分でつくった食べ物をおいしく、そして心から安心して自分自身や家族が食べる。つくること、食べること、そして自然が一体となった、シンプルで普遍的な喜びを感じられる暮らしは、秋川牧園が目指す真に豊かなライフスタイル“農ある暮らし”の原点です。

「そだてる、つくる、たべる」
のすべてに責任を。

やがて「口に入るものは間違ってはいけない。」という房太郎の言葉は秋川牧園の理念となり、時代が変化した今も変わることなく受け継がれています。そしてこの想いに共鳴するたくさんの仲間の力で秋川牧園は安心安全な食べ物を単に“そだて・つくる”だけでなく、それを継続して食べることのできる“しくみ”を生み出す存在へと進化しています。たとえ手間やコストが多くかかっても生産・加工・消費まで、すべてにおいて責任を持つ。それは秋川牧園がお客さまに対して守り続けている約束でもあります。

ビジョン・ミッション

VISION

FARM 農ある暮らし ”

秋川牧園は、創業以来、理想の農業を追求する中で、既存の農業の枠には収まらない、新しいかたちに進化してきました。それは4つの機能を重視した「FARM」というかたち。持続可能で真に豊かな社会への変革、そして農ある暮らしの素晴らしさの発信に向けて、これからもFARMとしての進化を続けていきます。

MISSION

“私たちは、
食と農をホームグランドとして、
持続可能で真に豊かな社会への
変革に貢献します。”

地球温暖化、多発する自然災害、地球汚染、経済格差の拡大。また、モノの豊かさを実感する一方で健康、いのち、心、コミュニティなど多くの課題を抱える社会。世界の持続可能性をさまたげるさまざまなことへ、秋川牧園は食と農をホームグランドとしてアクションを続けています。

取り組み

秋川牧園は安心安全でおいしい食を追求するとともに持続可能な農業を実現するため、さまざまな取り組みを通して業界を牽引しています。

o1.

植物性飼料の開発

食物連鎖の過程で蓄積された残留農薬などの化学物質が、エサに含まれる肉骨粉、魚粉、油脂などを通してお肉や卵の中に残ってしまうのを避けるために動物性の原料を一切含まない飼料を開発。肉骨粉などが含まれないことで、お肉などの風味も良くなり、安全とおいしさの両立を実現しています。

o2.

無投薬飼育・開放型鶏舎

十分なスペースを確保し健康的な環境を整えるなど、従来では不可能とされていた若鶏の無投薬飼育に成功しました。抗生物質の多用は耐性菌を生み出す危険性をはらんでいますし、のびのびと元気に育つ環境であるということは動物福祉(アニマルウェルフェア)の観点からも非常に重要だと考えています。

o3.

栽培時の農薬不使用・無化学肥料栽培

殺虫剤、殺菌剤、除草剤などの化学合成農薬及び化学肥料を一切使用しない野菜を生産しています。土づくり、ネットや天敵の利用による防虫、健康的な苗の自社生産体制の確立、太陽熱による雑草抑制など様々な技術を活用して実現しています。

o4.

ポストハーベスト
農薬不使用(PHF)

ポストハーベスト農薬不使用の安全な原料だけを輸入できるルートを、提携先の生活協同組合(生協)と協力し、日本でいち早く確立しました。秋川牧園の飼料に使っているトウモロコシは、全てポストハーベスト農薬不使用です。

o5.

non-GMO

飼料の原料となる作物や加工品に使用する醤油や油などの原料においても、遺伝子組み換え原材料の混入を防ぐため「分別生産流通管理」を行ったものを使用しています。

o6.

飼料用米プロジェクト

⾃社グループで育てた飼料⽤⽶を鶏に与える→お肉や卵を生産する→その糞を堆肥にする→野菜や飼料用米を育てる田んぼの肥やしにするという飼料用米の生産と利用を通して、地域循環の仕組みをつくることにチャレンジしています。

チャレンジ

持続可能で真に豊かな社会への変革に向けた課題解決のために、秋川牧園はさまざまな角度からチャレンジを続けています。

CHALLENGE o1.

自然と共生できる
暮らしづくり

食料の生産から消費までの過程において、農薬、抗生物質、合成添加物など、できる限り化学物質を使用していません。社内の洗剤や石鹸などの日用品も界面活性剤不使用品を選んでいます。

パッケージに印字するインクを石油系からバイオマス系にするなど、環境へ配慮したものへの切り替えも順次進めています。

CHALLENGE o2.

循環型の
食づくり

2009年から飼料用米の生産と利用に地域の農家の皆さんと取り組んでいます。休耕田を活用し、とれた飼料用米は鶏に食べさせたのち畜糞を発酵させて肥料に。その後地域の水田に戻すなど、地域の中での循環を進めています。

加工品をつくる際に生じる食品残渣などを分別し、堆肥の材料として提供しています。「捨てる」から「活用する」へシフトすることで資源のリサイクルに取り組んでいます。

太陽光で発電した電気を使用電力の一部に利用したり、非常用の蓄電池として活用しています。

CHALLENGE o3.

個を生かした
会社づくり

全員経営を掲げ、一人ひとりが主体的に働ける環境を目指しています。ノルマはありません。プロジェクトも社員主導を奨励しており、自ら手を挙げる方にはチャンスとサポートがあります。

1990年代という早い時期から業界に先駆けて社員持株制度を取り⼊れ、社員の長期的なサポートとモチベーションの維持をはかっています。

トップメッセージ

「生き方のブランドになる。」

暮らしをトータルでつくる会社。

秋川牧園は一見、“食の安心安全にこだわる会社”“独自の一次産業に取り組む会社”そんなイメージを持たれるかもしれません。もちろんそれは事実ですし、大切にしていることですが、私たちが本当に目指しているのはトータルで暮らしをつくり、生き方のブランドになることです。安心安全な食べ物を選ぶ。つくる喜びを味わう。自然と一体となって暮らす。私たちが “農ある暮らし”と呼んでいる理想の生き方を、山口だけでなく都会にいらっしゃる方にも実現していただく。それこそが秋川牧園がずっと目指してきた姿です。

農の豊かさを分かち合いたい。

生き方のブランドになる。これは決して一人では実現できません。つくる人、働く人、食べる人が秋川牧園を介してつながり合う、“ネットワーク”が欠かせないと考えています。農そのものが持つ豊かさを分かち合い、皆さまと一緒に価値をつくり出す。それはまた、秋川牧園で働く魅力にも繋がると思っています。秋川牧園の事業にはさまざまな領域があるため、多様な個性が必要です。一人ひとりの強みや想いを大切に、互いの良さを持ち寄ってチームとして成長することが、秋川牧園をさらに進化させていくと考えています。

50年のベースを生かして、未来へ。

秋川牧園は2022年で創業50年です。卵の生産から始まり、鶏肉、牛乳、野菜、加工品、宅配事業など、生活に必要なものを揃えていく中で自然と領域が広がり、成長してきました。今でこそ広く認知されるようになった農薬や食品添加物への取り組みも、創業当時は異端の存在。でも創業者である父は、いつかすべての人が共感する価値観になると確信し、事業を始めました。食の安心安全にいち早く取り組み、チャレンジし続けてきたからこそ、今私たちは大きな可能性を手にしています。50年のベースを生かしてどんな素晴らしいことを成し遂げられるのか。まだまだチャレンジは続きます。私自身ワクワクしている秋川牧園の壮大な未来を、皆さまとともにつくり上げていきたいと思います。

代表取締役社長 秋川 正