人生を自分のモノにする就活の進め方!|秋川牧園リクルートサイト
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05 2022.01

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人生を自分のモノにする就活の進め方!

 いよいよ2022年が幕を開けました。今年は人間同士も、人間と地球も、そして人間とウイルスも「共生」を目指していく年になるのかなと感じております。

 さて、23卒の皆さんも就職活動に力が入ってきた頃ではないでしょうか。中には、「もう内定もらった」「就活終わったよ」という方もいるかもしれません。また、就職活動に悩み、「どんな会社で働いても同じだ」「給料が良ければ、どこでもいいや」と考えている方もいるかもしれません。

 今回は、学生の皆さんに向けて、悔いのない就職活動をしてほしい、充実な社会人生活を送ってほしいと思い、記事を書きました。

 

1.人生を自分のモノにする!

 実は私も学生時代、「どんな会社で働いても同じだ」と考えていました。別に働くのが嫌いだった訳ではありません。実際、学生の頃はたくさんアルバイトもして、責任ある立場も経験しましたし、部活動や学生団体でも責任ある立場を経験してきました。そのひとつひとつがとても楽しく充実していたのですが、いざ就職活動となると「どこでもいいや。どんな仕事でも楽しいだろう」となってしまうのです。私は大学院に通っていたので、私より先に就職をした友人にもたくさん相談をしました。「働いてて楽しい?」「なんで働いてるの?」と聞いても、「生活のためかな」としか返ってきません。

 そんな時に出会ったのが「Purpose」という考え方。「これだ!」と思いました。私はずっとPurposeを探していたんだと気づくことができました。「自分は何のために生きたいのか」「どこへ向かっていきたいのか」。業界研究や企業研究をしていても見つからないもの、答えは自分自身の中にあったのです。

 

2.Purposeとは

 企業経営において、ここ数年で重要性を増しているもの、それが「Purpose」です。「目的」や「意図」を意味する英単語ですが、ビジネスにおいては企業や組織の「存在理由」、「存在意義」といった意味で使われています。「自分の会社はなぜ存在するのか?」「わたしたちの事業は何か?」という、まさに存在理由を打ち出すものであり、ミッションやビジョンの上位概念、事業の根源となるものとして位置付けることができます。

 そして、Purposeは企業経営だけでなく、個人においても欠かせないものとなってきました。ミレニアル世代やZ世代を中心に、この考え方は広まっています。Purpose in Life(人生の目的)は、自分の人生の羅針盤、モチベーションの源泉となるものです。そして、個人の存在意義を示すことは、社会に対する自らの立ち位置を示すことに繋がるのです。

 

3.Purposeと就活

 人生を自分のモノにするPurposeという考え方。就職活動では、どのように生かしていけばよいのでしょうか。今回は6つの段階に分けてご説明します。

① 人生の目的を定める
 自分自身のこれまでの経験や好きなことから、自分のなりたい姿、社会に何をもたらしたいのかという理念(人生の目的)を定めます。この時に大切な判断軸となるのが、「自分の体が自然と動き出すかどうか」です。自分自身のなかで「なぜ?」を繰り返し、突き詰めた結果、残ったものが「体が自然と動き出すものか」を確認してみてください。

② will,can,mustを炙り出す
 自分自身を深堀して、定めた理念(人生の目的)。次は、その理念に向けて、これから実現していきたいこと(will)、いま自分にできること(can)、そのためにしなければならないこと(must)を炙り出していきます。このwill,can,mustの重なりの部分が大きいほど、大きなやりがいとなります。

③ 業界を定める
 自身の理念+先ほど定めた3つ(will,can,must)を基に自分の目指す業界(方向感)を定め、その業界のモデル(仕組み)をまとめます。モノの動きをフローチャートにして、まとめていくと理解が深くなります。「わたしは何のために生きたいのか」「わたしは何を成し遂げたいのか」「わたしには何ができるのか」「わたしは何をしなければならないのか」ここまでを定めれば、あっという間に働きたい業界が見えてくるはずです。この時、業界はひとつである必要はありません。

④ 会社をみつける
 業界まで定まれば、あとは業界の中で自分のなりたい姿に近い分野や業種、人生の目的に近づくために一番近い会社を探します。この時、業界のビジネスモデルからパッケージングしていくと分かりやすいでしょう。これが第一志望群になるはずです。

⑤ 職種を見つける
 会社を書き出したら、それぞれの会社のビジネスモデル(仕組み)をまとめ、自分の能力を活かせる(活躍できる)職種をみつけます。ここでの能力はwill,can,mustの重なりの部分、いまはまだ出来ないことが含まれていても構いません。

⑥ 本当にマッチするか
 最後のプロセスです。第一志望群となる会社が見つかったら、自身の理念とその会社の理念を照らし合わせて、本当にマッチするのかどうかを最終的に判断します。一番行きたいと思っていた会社が実は自分の理念と遠かったり、微妙だなと思っていた会社が実は近かったりします。しっかりと深堀した自身の理念と照らし合わせてください。

 

4.さいごに

 いま、個人だけでなく、多くの企業がこのPurposeという考え方を取り入れています。全世界がただお金のためだけにビジネスをするのではなく、自分たちの存在意義を改めて問いはじめています。

 変化の激しい時代、いままで当たり前に存在し続けると思っていた会社や事業がなくなっていくかもしれません。だからこそ、会社に依存しすぎるのではなく、人生を自分のモノにして、充実した社会人生活を送ってください。そして、また多くの人の人生を豊かにしていってください。

 私は「どんな時代でも、どんな人でも、安心して暮らせる日本をつくりたい」という人生の目的に近づくため、秋川牧園でお仕事をさせていただいています。「どこの会社でも同じ」と考えていた私が、こうしてやりがいをもって楽しく仕事が出来ているのは、人生の目的という何にも代えられない核を持てたからだと思っています。

 最後になりますが、

企業が理念を持つように、自分自身にも核となる理念を持ってください。

そして、会社始点ではなく、自分始点で企業選びをしてみてください。

 きっと、納得の内定が得られるはずです。