秋川牧園は「らしさ」を大切にしながら
ビジネスとしての
アップデートも欠かしません。
持続可能な次世代の農業、
そして食のカタチを追求しています。
特徴
生産(1次産業)、加工(2次産業)、流通・販売(3次産業)を融合させた6次産業に加え、鶏に食べさせる飼料もつくる7次産業に取り組んでいます。
飼料までつくる7次産業で
サーキュラー・エコノミーを実現
創業以来、生産から販売までを担う6次産業に業界を先駆けて取り組んできた秋川牧園。2009年から「飼料用米プロジェクト」がスタートし、鶏の飼料も自社で生産しています。それにより6次産業がさらに進化した7次産業を実現する企業として評価をいただいています。
秋川牧園の7次産業
6次産業のパイオニアへ
安心安全な食べ物づくりのため、「動物性の原料を一切含まない植物性飼料の開発」「鶏の無投薬飼育」「栽培時の農薬不使用・無化学肥料栽培」「ポストハーベスト農薬不使用」「非遺伝子組み換え(non-GMO)飼料 」などをいち早く実現。6次産業のパイオニアに。
「飼料用米プロジェクト」スタート
地域の農家の方々と連携し、安心安全な国産飼料となる飼料用米を生産・利用する「飼料用米プロジェクト」をスタート。地域循環の仕組みをつくることに挑戦。農林水産省が一般社団法人日本飼料用米振興協会と共催する「飼料⽤⽶⽇本⼀コンテスト」において、2017年の農林水産大臣賞を含む多数の入賞者を輩出しています。
飼料までつくる
7次産業として拡大
「飼料用米プロジェクト」はスタート時の0.3haから2020年には134haと、約450倍に拡大。飼料用米を食べさせた鶏卵の輸出も開始しました。
さらに飼料もつくる“7次産業”として、内閣官房と農林水産省が選定する「ディスカバー農山漁村(むら)の宝」にて準グランプリを受賞。 主に畜産側と地域農家側との連携から実現した「サーキュラー・エコノミー(循環型経済)」の優良事例として高く評価されました。
しくみ
生産・加工・お届けまでを一貫して行う秋川牧園。
生産は生産子会社による直営生産と提携農家の方々の協力、両方で成り立っています。一方で加工・品質管理・技術開発・販売などは会社組織である秋川牧園がネットワークのセンターとして機能分担しています。
生産
Manufacture
加工
Processing
開発・販売・管理
Development / Sales / Management
お客さま
Customer
生産卸売事業
海外など
直販事業
事業
秋川牧園の事業は大きく2つ、「そだてる・つくる」を担う生産卸事業と「とどける」を担う直販事業です。
ネットワークを活かした信頼の食づくり 生産卸事業
鶏肉、加工食品、鶏卵、牛乳等を主力製品としています。秋川牧園のネットワークを活かし、安心安全でおいしい食づくりを関わるすベての人たちと一体となって行なっています。
鶏肉、加工食品は、子会社である有限会社菊川農場と当社の協力農場において生産された若鶏を当社で製品化し販売。 また、鶏卵は、子会社である有限会社篠目三谷、及び本社併設の平飼農場において生産された鶏卵を当社で製品化し、販売しています。牛乳は子会社の有限会社むつみ牧場で搾乳した生乳を当社で製品化し販売。 販売先は生協、量販店、小売店等です。
食卓まできちんと届ける 直販事業
生産卸売事業で生産された製品を、一般消費者に宅配の形態を中心として直接販売しています。健康のための食生活提案(レシピ・情報発信)にも取り組むなど、食べてくださる方の食卓へ届くまで責任を持つ。これは私たちの想いでもあり、事業としての大きな強みでもあります。
こだわり
秋川牧園は、そだてる、つくる、たべる
すべてにおいて厳しい基準とこだわりを持っています。
ひとつひとつの命と真摯に向き合い、愛情を注いでいます。
家族の健康を思う
お父さん・お母さんと同じ気持ちで。
私たちは化学合成食品添加物や化学調味料などをつかわない食づくりを大切にしています。一般の家庭にあるような調味料のみを自社配合して使用し、副原料に至るまできちんとトレースのとれたものを選んでいます。商品開発からはじまり、材料を切ることから調味料の調合や味付けまで自社工場内で責任を持って行います。気持ちは家族の健康を思うお父さん・お母さんと同じ。ひとつひとつ丁寧に心を込めてつくります。
品質管理
品質管理室では商品事故を未然に防止する体制の確立を目指し、大きく4つの観点から秋川牧園の安心安全を支えています。
o1.製品検査
微生物検査
自社の検査室で最終製品の微生物検査を実施しています。万が一、管理基準から逸脱があった場合の是正措置を実施することも、品質管理室の役割となっています。
放射能検査
専属の検査員が、家畜の飼料から自社の生産物(鶏肉・鶏卵・豚肉・牛肉・牛乳・野菜)、冷凍食品等の加工食品や宅配で取り扱う商品に至るまで、日々検査を実施しています。放射能検査では、国の基準値よりも約1/10以下の厳しい自主基準を設定し、検査結果をホームページで公開しています。
o2.農場の点検
鶏の直営農場では、定期的に鶏舎内の敷料を採取し、微生物検査を実施します。また、専属の獣医師が定期的に農場を巡回し、鶏の健康状態や衛生管理が適切に保たれているか確認しています。
o3.仕様書の管理
新商品の開発時には、商品開発・製造工程管理・商品表示のそれぞれを各部門が設計し、仕様書を作成していきますが、その最終点検と一元管理を品質管理室で行うことで、自主的な監査体制を確立しています。
o4.工場点検
定期的な工場点検を行い、点検結果は全部門で情報を共有し、速やかに改善を実施しています。また、防虫防鼠の専門知識を有する外部業者と連携することで、さらなる衛生管理の向上に努めています。
食べ物半分、食べ方半分。
私たちは生産から加工の先、消費までを見つめています。
健康を維持していくために、安⼼安全な⾷べ物を選ぶことはあくまで「半分」。それに加えて正しい⾷べ⽅が不可⽋です。そのため、様々な機会を設けて食べ方についての情報を発信しています。